転職回数が多い看護師は不利?

名古屋市の総合病院で人事を担当していた元病院職員の話(40代男性)

総合病院の人事を担当されていた方に話を聞いてきました。
現在は外資系の極東エリア人事マネージャーをしている人事のスペシャリストです。

ぶっちゃけ転職回数が多い看護師は、採用時に不利になるのですか?

回数と年齢によりますが、不利になるケースがほとんどです。
例えば20代で3回以上、30代で4回以上転職をされている看護師は要注意という烙印を押されます。
人事関係のセミナーで他院の話を聞いても、同じように転職回数が多い看護師を警戒するケースがほとんどでした。

具体的に転職回数はどのように影響しますか?

転職回数が絶対ダメという訳ではなく、マイナスポイントで減点されていく感じです。
例えば同じような看護師が二人面接に来て、一人採用であれば、転職回数が少ない人の方が有利です。
「旦那さんの転勤で・・」と言われる方もいますが、また転勤があると病院を辞めることになると思うので、言い訳にはならないですね(笑)

なぜ転職回数がマイナスポイントになるのですか?

統計的に「問題を起こす看護師」であるか「すぐに辞めてしまう看護師」である確率が高いからです。
問題を起こす看護師は、病院内の看護師や患者さんにまで影響を及ぼす危険があるため、かなり厳しい目でチェックしていました。
とくに医療ミスを起こしていないかも厳重にチェックします。
その辺りは人事のネットワークで色々情報を集めていました。

すぐに辞めてしまう看護師は、病院にとって非常に不利益な存在です。
その病院は看護師一人当たりの採用に500万円近くの投資をしていました。
転職エージェントや求人サイトの支払い、教育コスト、採用手続きなど、看護師を採用するのにかなりの費用がかかります。
もし3年以内に転職されでもすれば、病院は大損です。
そのため病院側は、看護師を好待遇にしてなるべく辞めないようなシステム作りをしていました。
その甲斐があってか転職率が低く、口コミで「良い病院」だと噂が広がり、応募してくる看護師も他院に比べて多かったです。

ただ、それでも転職してしまうのが「転職回数が多い看護師」でした。

転職回数が多い看護師はどうしたらいいのでしょうか?

難しい質問ですね(笑)
ただ辞めたのが、悪評の高い病院などの場合は、転職回数にカウントされない場合もあります。
看護師間のイジメや医師からのセクハラ、看護師長からのパワハラなどが度を越えている病院は、人事ネットワークでも話題になっているからです。

転職で失敗しない方法はありますか?

情報を集めることです。
働きたい病院の情報を集め、自分の希望にマッチするかをシッカリと見極めること。
情報を集めるには先輩や後輩、看護学校仲間やSNSなどをフル活用します。
また最近では看護師専門の転職エージェントから、病院の内情を聞きだすのが有用です。
彼らエージェントは、転職をサポートした看護師から病院の評価を聞いているため、非常に価値のある情報をもっているからです。

「情報をもっている」か「情報をもっていないか」
これが転職の「成功 or 失敗」を大きく左右します。